
リレーエッセイ
悪口の味
元プロ野球選手の松井は、ぜったいに人の悪口を言わないという。これは立派なことだろうし、尊敬の念もおぼえます。が、そのいっぽうで、悪口は楽しい、と思ってしまう自分がいます。
酒の場などで、「あの人のこと、どう思う?」などと話題を切りだすときの楽しさ。その場にいる人が、いちようにその人を褒めるようでは、話題としてはやはりどうも面白くないのであって、必然的に悪口が混じる。
人の悪口を言うのは、結局のところ、マイナスにしかならないのは、自明のこと。人を下げることで、自分を上げようなんてのは、愚の骨頂。にもかかわらず、どういうわけか、悪口を言うことには、快味がある・・。
酒の力を借りてものを言うのはズルイ、という人もいます。うーむ、そうかな? 酒の力を借りるのは、むしろ知恵ではないかと。なぜなら、悪口を言ったあとも、その人とかかわっていかなきゃならないことは、よーくわかっているから。(O)
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シグナレス(第貳捨玖号) - 2021年2月 配布

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第貳捨玖号:2021年2月配布
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『シグナレス』は僕たちの好きな本や映画や場所や瞬間を紹介する小さなフリーペーパーです。
『シグナレス』というタイトルは宮澤賢治の短編小説「シグナルとシグナレス」に登場する小さな旧式の鉄道の信号機の名前からとりました。
まだまだ小さな雑誌ですが、ここから少しでも輪が広がっていけばよいなと思っています。ぜひ手に取っていただいて、みなさんの声をお聞かせください。
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