シグナレス/signaless signaless

M編集部員日記 - 2014年6月22日(日)

二日酔い。
松本大洋『サニー』5巻を読む。やっぱりうまいなあと思う。次号の特集で取り上げるちばあきおの『不思議トーボくん』を探す。持っていたはずなのだけど、見つからず。夕方からみなみ会館で片元亮監督『ストロボライト』を観る。最近、関取花のミニアルバム『いざ行かん』をよく聴いている。CM曲にもなっていた「最後の青」も良いけれど、ちょっとコミカルな「だからベイビー!」が最高。


M編集部員日記 - 2014年6月21日(土)

編集会議

出町桝形商店街にある「風の駅」へ18号を持っていく。フリーペーパーやリトルプレスを取り扱っておられるということで以前から気になっていた場所。連絡を取ると残念ながら土日はお休みとのことで、表に用意しておいてくださった袋に20部を入れさせていただく。その後、某所でお酒を飲む。ビール、モヒート、ハイボール。そこで会ったR君からNさんと付き合うことになったという話を聞く。良い話は良いなと思う。もっと良い話を聞きたい。夜、編集会議。その後、また飲む。(M)


M編集部員日記 - 2014年5月31日(土)

星と蝙蝠

Mさんに紹介された百万遍の「星と蝙蝠」へ行く。小さなビルのせまい回り階段を上ったところにある古書店。小さなお店だけど、自分の好きな本を売っているという思いが伝わってくるようで良い感じだった。「シグナレス」18号を配付する。高橋和夫『スウェーデンボルグの思想』(講談社現代新書)を購入。


その後、龍谷ミュージアムへ「チベット仏教の世界」を観に行く。明治時代の大谷探検隊に関する展示。チベット仏教の基本的な部分が紹介されており、興味深い内容だった。また、龍谷ミュージアムのある西本願寺のあたりはあまり行かない地域だけれど、門前町としての雰囲気が残っており、なかなか良い感じがした。


夜、みなみ会館でジム・ミックル監督『肉』を観る。ある家族の秘密を描いた作品。そもそもの内容もえげつないのだけど、ラストがまた衝撃的。しかし、その衝撃のラストのあとに流れる音楽がちょっとコミカル。(M)


M編集部員日記 - 2014年5月2日(土)

大森靖子×古宮大志

大森靖子と古宮大志のジョイントライブに行く。どちらも、パフォーマンスが半端なく、ちょっとぶっ飛んでる。楽しいの一言。帰り道、ウィスキーのポケット瓶を買って、飲みながら街を歩く。暑くもなく、寒くもなく、外で飲むにはちょうど良い季節だ。自分の手帳を見ると「外の空気が最大のおつまみ」と記されている。飲んだ時に誰かから聞いた言葉のようだ。誰の言葉なのかわからないけれど、名言だ。(M)


M編集部員日記 - 2014年4月26日(土)

ウィスキーとカクテル

朝起きると二日酔い。金曜日の夜はそれほど飲んでもいないのに、気分が悪く、朝早く目覚めてしまう。昼からHさんの墓参り。4月26日はHさんの命日。あれからもう2年経つ。その後、BARで昼から飲む。ウィスキーとカクテル合計4杯。ついつい飲んでしまう。夜、みなみ会館でジャッキー・チェン主演『ツイン・ドラゴン』を観る。(M)


M編集部員日記 - 2014年4月20日(日)

国立文楽劇場

シグナレスのメンバー4人で、大阪の国立文楽劇場へ文楽公演『菅原伝授手習鑑』を観に行く。文楽を観るのは初めてだったけれど、なかなか興味深くもう一度観たいと思った。その後、難波へ出てワインを飲む。そこで、i氏とaさんとわかれて、Y氏と帰る。帰り道、O氏を呼び出し、西院で飲む。3人で日本酒を7、8合。今日もまた、飲み過ぎ。(M)


M編集部員日記 - 2014年4月12日(土)

泡盛

みなみ会館で斎藤久志監督『何もこわいことはない』を観る。1カット、1カットが長回しで、何気ない日常を積み重ねることにより、1組の夫婦を描いた作品。ストーリーらしいストーリーは途中までほとんどなかったが、決して退屈な感じは受けなかった。後半の展開には少し違和感をおぼえたが、悪い作品ではないと思う。


夜、シグナレスの飲み会。花見ということだったけれど、花見はせず、ただひたすら沖縄料理の店で飲む。何だかんだ言って、みんな結構良い感じで飲んでいた。帰る途中、i氏とパブでさらに飲んで終電で帰宅。


花見ができなかったので、帰り道、少し回り道をして自宅の近くのしだれ桜を観てから帰る。(M)


M編集部員日記 - 2014年4月5日(土)

みなみ会館で『僕の後ろに道はできる』を観る。脳の損傷により植物人間となった人々の奇跡的な回復を描くドキュメンタリー。奇跡的と書いたけれど、本当は奇跡などではなく、まだわかっていない事実ということだけなのかもしれない。でも、感動した。


夜、京都シネマで『コーヒーを巡る冒険』を観る。最初の方は軽い作品なのかと思ったが、意外と重みのある作品だった。


いろいろあっても、やっぱり映画って良いなと思う。(M)


M編集部員日記 - 2014年4月4日(金)

桜桜

夜、T・ジョイ京都で中村義洋監督『白ゆき姫殺人事件』を観る。


前半と後半でまったく別の映画のように作風が変わっているようにも感じたが、それが悪いというわけでもなく、逆に後半が引き立っていたように思う。最後のファンタジックな感じは好き嫌いが分かれるかもしれないけれど、僕は良いと思った。やはりこの監督は上手いと思う。


桜が満開だ。街を歩いていても色んな所に桜が咲いている。これを日本らしいという言葉で語るのは少し危うさを感じるけれど、桜を見ると何か特別な感じがするのも事実だ。(M)


M編集部員日記 - 2014年3月22日(土)

今日もみなみ会館で映画。
深田晃司監督『ほとりの朔子』と『地球防衛軍』の2本。
『ほとりの朔子』はちょっと懐かしい感じのする青春映画といったところ。悪くない。ただ、タイトルはイマイチ。『地球防衛軍』は1957年の作品。今年はみなみ会館で毎月怪獣特撮映画を上映するとのこと。4月は19日と20日に『大怪獣バラン』と『緯度0度作戦』の2本立て。毎月、観に行くのが楽しみだ。(M)


M編集部員日記 - 2014年3月21日(金)

京都みなみ会館会員

夜、みなみ会館へ行く。今年も会員を更新。グザヴィエ・ドラン監督『わたしはロランサ』を観る。この監督の作品を観るのは先日観た『マイ・マザー』に続いて2作目。『マイ・マザー』も良かったけれど、確実にレベルアップを感じさせる良い作品だった。難しいテーマを描きながらも映像的にも美しくアバンギャルドで素晴らしい。 帰って、ウィスキーを飲む。(M)


M編集部員日記 - 2014年2月23日(日)

T・ジョイ京都で山田洋次監督『ちいさいおうち』を観る。先日、Mさんにお会いした際、薦められたので観たのだけれど、本当に良かった。心が震えた。Mさんに薦められなければ、決して観なかった映画だと思う。観てよかったと心から思った。それにしても、この作品で描かれた時代と今の時代のどちらが暗いのか。期せずして、かの時代と同様に東京でのオリンピック開催が決定したけれど、同じような道をもう一度歩まないことを祈るばかりだ。


夕方、みなみ会館でロウ・イエ監督『パリ、ただよう花』を観る。(M)


M編集部員日記 - 2014年2月22日(土)

鴨川湯

久しぶりに銭湯へ行く。北大路橋から少し東へ行ったところの鴨川湯。やはり、気持ち良い。こころもからだも解放される。ある時、Kさんが、疲れた時は銭湯が一番と言っていたけれど、まさしくそうだと思う。


夜、みなみ会館で『ゴールデン・スパイ』と西尾孔志監督『ソウル・フラワー・トレイン』を観る。『ソウル・フラワー・トレイン』は大阪の下町を舞台にした作品で、にぎやかで、ちょっと下品で、それでもってパワーがある、そんな雰囲気が描かれた良い映画だった。(M)


M編集部員日記 - 2014年2月15日(土)

十三/シアターセブン

大森靖子映画祭を観るため十三へ行く。早めについたので、駅の近所を歩く。商店街と飲み屋街が多く、飲み屋はどこも下町の大衆向けという雰囲気で良い感じ。ただ、逆に一見の客は入りづらい感じでもある。


大森靖子映画祭、19:00から第七藝術劇場と同じビルにあるセブンシアターにて。満席で立ち見。短編映画2本とミニライブ。以前から一度大森靖子のライブを観たいと思っていたのだけれど、評判通り良かった。ギターの弾き語り。演奏もMCもぶっ飛んでいて最高。雨の中、大阪まで観に行って良かった。


野アまど『know』(ハヤカワ文庫)を読む。あらゆることが情報化され、脳に埋め込まれた電子葉でその情報を検索するという近未来の世界を描いたSF。京都が舞台になっているので、京都の人間としてはそれだけで楽しい。話はかなり大きな形の結末を迎えるのだけれど、情報庁やその特殊部隊などの細部の設定も面白くて、その部分で、まだまだ広がりがあっても楽しめそうだと思った。(M)


M編集部員日記 - 2014年2月11日(火)

アンデパンダン

みなみ会館でアンジェイ・ワイダ監督『灰とダイヤモンド』を観る。さすがに名作だけあって、いつにないお客さんの入り。


アンデパンダンで17号配付。ついでにビールとランチ。(M)


M編集部員日記 - 2014年2月9日(日)

みなみ会館

上京ワークハウスの映画会で『人生、ここにあり!』を観る。この作品を観るのは2度目だったが、やはりよい作品だった。


その後、みなみ会館でヴォイチェフ・イエジー・ハス監督『砂時計』を観る。昨年観た『サラゴサの写本』同様幻想的な作品。


小川一水『天冥の標V 羊と猿と百掬の銀河』読了。5巻に至っても、またもやまったく別世界という感じで、今回は農業のお話。小川一水は天才だと思うけれど、読むのが疲れる。(M)


M編集部員日記 - 2014年2月8日(土)

編集会議。18号について。その後、豚の焼き肉を食べに行く。今日も飲酒。(M)


M編集部員日記 - 2014年2月2日(日)

Sさんに誘われて朗読劇『ガザ、希望のメッセージ』を観に行く。 自分にはわからないことが多すぎるけれど、日々自分のできることをやっていきたいと思う。 その後、誘われてお好み焼き屋へ。またもや飲酒・・・。 帰りにジュンク堂に寄って小山田浩子『穴』(新潮社)ほか2冊購入。


2月9日(日)映画会がありますので、お時間がある方はぜひお越しください。 上映作品はイタリア映画『人生、ここにあり!』。 僕も観たことがある作品ですが、笑って泣ける良い作品だと思います。
場所 京都アスニー 京都市中京区丸太町七本松西入
時間 (1)10:30(2)13:30(111分)
詳しくはhttp://www.kyotoworkhouse.com/をご覧ください。(M)


M編集部員日記 - 2014年2月1日(土)

みなみ会館で『書くことの重さ 作家佐藤泰志』を観る。 夜、17号の打ち上げ。 芥川賞についての話があったけれど、まさに佐藤泰志も万年芥川賞候補で終わった人だった。『書くことの重さ』の中でもそのエピソードは描かれている。佐藤泰志が候補となった5回ともに受賞作なしという結果。何となく、現代の芥川賞との重みの違いを感じてしまうのはよくないことだろうか。 今日は飲むまい、酔うまいと思っていたのに、結局、最後に日本酒を二杯飲んで酔ってしまう。自分の意志の弱さを痛感。 久しぶりに川本真琴「1/2」を聴く。(M)


M編集部員日記 - 2014年1月25日(土)

ガケ書房へ17号を配付しに行く。山川方夫『海岸公園』を含む3冊を購入。 その後、京都シネマで纐纈あや監督『ある精肉店のはなし』を観る。大阪にある精肉店を描くドキュメンタリー。牛の屠畜から差別の問題まで描かれていて、思っていた以上に深い作品だった。 小谷美紗子の新譜『US』を聴く。シンプルだけど、熟成された音。スローな曲もアップテンポな曲もどれも澄んでいて良い感じ。(M)


山川方夫『海岸公園』を含む3冊


M編集部員日記 - 2014年1月19日(日)

I氏より17号を受け取る。


午後、定期購読の方への発送準備。今回は、みなみ会館のリーフレットを活用して、封筒を作成。 夜、京都シネマでリチャード・リンクレイター監督『ビフォア・ミッドナイト』を観る。おしゃれな大人の会話劇という感じ。


京都芸術センターとkara-Sで20部ずつ配付。(M)


O編集部員日記 - 2014年1月6日(月)

休日。昼から出かける。


四条大宮のマクドナルドの隣に、小さいながら、なかなかよさそうな立ち呑み屋ができていた。気になる。


四条のジュンク堂店内をうろうろ。車谷長吉『人生の救い』、西村賢太『一私小説書きの日常 憤怒の章』、中野里美『プリニウスのローマ』を買う。


烏丸通りのカフェで一服。コーヒーをすすりながら、『人生の救い』を読み始める。新聞に連載された人生相談。


大丸の地下で、パンなど買ってから、帰る。


帰宅後、DVDで映画鑑賞。


『はじまりのみち』(原恵一監督)
『河童のクゥと夏休み』のアニメ監督による、実写映画。木下恵介生誕100年記念作品。原監督は、熱烈な木下恵介ファンだそう。戦時中、一時映画界から離れた時の、木下恵介とその母の物語が描かれている。ラスト近く、次々打ち上げられる花火のように、木下映画の数々が紹介されてゆく。日本映画黄金時代の息吹が伝わってくる。木下監督を演じた加瀬亮も、よかった。


『テッド』(セス・マクファーレン監督)
友達のいない少年ジョンは、両親にテディベアをプレゼントされる。喜んだ少年は、その熊のぬいぐるみにテッドと名付ける。神様に無茶なお願いをする。「テッドとほんとうの友達になりたい。テッドに命を与えて下さい」 その願いは現実に。テディベアに命が宿る。27年後、ジョンもテッドも中年になった。ジョンはレンタカーの店員としてパッとしない日々を送っていた。テッドは外見は昔のままだが、不良ダメオヤジになっていた。酒を呑み、マリファナを吸い、お下劣ギャグを連発する・・。テッドが生き生きしていて、目が釘付けになった。おかしくて、妙に愛らしくて。(O) 


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